宮地大介が、深作組によるドイツ家族劇2作品同時上演、
『火の顔』『アンティゴネ』に出演いたします。
4月8日(土)〜16日(日)吉祥寺シアターにて上演です。
深作組は2021年、2022 年にドイツ戯曲を立て続けに4作品上演、
今回は同じ出演者での2作品同時上演となります。
チケットは、3月17日(金)より公式HPで先行発売、
3月18日(土)よりプレイガイドにて一般発売されます。
ぜひチェックください!
※メインビジュアルが公開されました。
STORY
『火の顔』
どこにでもいる、普通の四⼈家族。
父は現実から目を背け、母は自らの母性をアピールする。
姉は外の世界へ出る事を夢見て、弟は爆弾作りに没頭する……。
そこへ突然、現れる姉の恋⼈。
閉ざされた家庭に、新しい〈風〉が吹き込んだ時、
思春期の少年に渦巻いていた〈炎〉は、音を立てて燃えあがる。
『アンティゴネ』
第二次世界大戦直後、焼跡のベルリン。
廃墟の中で、ギリシア悲劇〈アンティゴネ〉が演じられる……。戦場から逃亡し、殺された兄。
王クレオンは、彼の屍を葬る事を禁じるが、
姉アンティゴネはその禁を破って埋葬し、捕らわれる。個人として、〈人間〉の法を主張するアンティゴネと、 王として、〈国家〉の法を主張するクレオン。
二人の対立は、末弟ハイモン、妹イスメネを巻き込んで、大きな悲劇へと突き進む。
――これは、戦死者である少年の亡霊の目線から描かれる、現代の〈分断〉の物語である。
深作健太 コメント
深作組の第一回作品であり、代表作でもある、マイエンブルク作『火の顔』。 この作品が演出したくて、僕は〈演劇〉の演出家になりました。 初演の時は、客席から見守ってくださっていた川﨑星輝くんが今17才となり、 初主演作として、クルト役を新たなアプローチで作り上げます。 どんな熱い〈炎〉を繊細に、そして過激に、燃焼してくれるのか。今から稽古が楽しみです。
そして、ブレヒトが戦火のベルリンを重ねて描いた、ギリシア悲劇『アンティゴネ』。 大浦千佳ちゃんを初めて舞台で観たのは、もう十年前。以来すっかり彼女のファンとなり、 一緒に作品を作りあげて来たのですが、今回はついに念願のアンティゴネ役で、演劇史上 もっとも重要な、そして強靱な、国家を〈告発〉する永遠のヒロインを演じます。
時代も国境も超えた二つの家族劇を、同じキャスト、同じセットで上演することで 浮かび上がるのは、抑圧された子供たちからオトナへの、普遍的な〈反抗〉の物語。 いま〈新しい戦前〉という言葉が囁かれていますが、そんな〈分断〉の時代だからこそ、 僕たちは心の〈国境線〉を壊し、〈思考停止〉に警鐘を鳴らさなくてはなりません。
ドイツと、日本―― 同じ敗戦国として、まったく違った歴史を歩んできた二つの〈戦後史〉を描きながら、 いまを生きる僕たち自身の足元を、くっきりと照らし出すことが出来たらと思います。 家族のように信頼する深作組のキャスト・スタッフと共に挑戦する、新たな野心作。 どうか劇場で、目撃してください。
【キャスト】
『火の顔』
川﨑 星輝(少年忍者/ジャニーズJr.)
富田健太郎/葉山 昴(ダブルキャスト)
大浦 千佳/小林 風花(ダブルキャスト)
宮地 大介
愛原 実花
『アンティゴネ』
大浦 千佳
宮地 大介
富田健太郎
小林 風花
葉山 昴
愛原 実花
川﨑 星輝(少年忍者/ジャニーズJr.)
【スケジュール】
【会場】
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号
0422-22-0911
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車、徒歩5分。
【チケット料金】
8,000円(税込)
15,000円(税込)『火の顔』『アンティゴネ』2作品セット券(4月11日・12日・14日・15日・16日)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
「火の顔/アンティゴネ」公式HP先行
https://hinokao-antigone.fukasakugumi-map.jp/受付期間:2023年2月17日(金)12:00~2月26日(日)23:59
NEW!!
チケット一般発売:2023年3月18日(土)〜
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00〜15:00)
【スタッフ】
作:『火の顔』マリウス・フォン・マイエンブルク
『アンティゴネ』ベルトルト・ブレヒト
翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季
演出:深作健太
音楽・音響・演奏:西川裕一
美術:伊藤雅子
照明:佐藤啓
衣裳:上杉麻美
ヘアメイク:高取真樹
演出助手:小見山千里
舞台監督:金安凌平
プロデューサー:児玉奈緒子
主催・企画・制作:
深作組/MAパブリッシング/Goh