だいふくの浜松びより（仮）６

相方・おちゃ丸の地元・浜松で人生初のひとり暮らしに奮闘中の大福が

浜松ライフをゆる～く綴りマス

第6回

サイクリング。ウォッチング。ショッピング。

〜ショッピングモールってワクワクしちゃうよね〜

今日はお給料日。せっかくの休みだし、どこかに出かけようかなとゴロゴロしながらスマホで検索。

気がつくと1時間TikTokを見ていた。今日も知らないカップルがイチャついてるわぁ。うらやましいわぁ…。

「やばっ。」気を取り直し色々調べた結果、ショッピングモールに行くことにした。イオンモール浜松市野さん。名前は聞いていたが初めて行くショッピングモール。ていうかモール自体も久しぶり。

ATMで一万円をおろして、意気揚々と自転車で向かう事にした。浜松に来てからというもの、東京時代よりも気持ちがアクティブになっている気がする。昔は遠出とか夜出かけるとかあまり好んでなかったけど、今は思い立った瞬間に行動に移れるようになってきた。

愛車のママチャリにまたがり鼻歌混じりでご機嫌にサイクリングを楽しむ。体感だけど浜松は道が広い所も多いような気がしていて、道を走るのがすごく心地が良い。ロードバイクとか楽しそうだな。数十分漕ぎ、最後の直線を駆け抜けた先には、まるでテーマパークのような世界が広がっていた。

スポッチャやパチンコ店、回転寿司などの魅惑のエリアを抜けると「イオンモール浜松市野」が見えてきた。ショッピングモールって何回も行っているはずなのに、なんで毎回改めてワクワクするんだろうか。

入り口にはソフトボール金メダリスト渥美万奈選手（浜松市出身）の功績を讃える金のポストが。縁起が良いもんを見た、と思いショッピングモール内へ。

▲ご利益がありそうな黄金のポスト

平日にもかかわらず家族連れや友達同士など多くの人がいた。セール期間という事もあり店内からの呼びかけの声も多い。

好きなブランドのお店を見つけ、ある程度目星をつけてそこからはウインドーショッピングをする事にした。好きなブランドとか生意気だなとか思わないでほしい。ゴメンナサイ。

浜松に来て生活のスタイルが少しづつ1人暮らし仕様に変化してきた影響もあり、東京にいたときは一切見なかったキッチン雑貨のお店に積極的に入っていた。この小鉢ほうれん草のおひたしとか入れたら映えそうだな。この間作った自家製のコールスローはこれぐらいの色味が合うのかな。オレはどこに向かっているのだろうか…。

おもちゃ屋を見つけた。一人の子供が大声と涙という最強の武器を使って、お母さんに必死の交渉を続けていた。しかし交渉は失敗。手にしたアンパンマンのぬいぐるみもどこか悲しげに見えた。

ふと自分の子供の頃を思い出した。小学生の頃、長期休みは必ずといって良いほどおばあちゃん家に行っていた。我が家は共働きでしかも一人っ子という事もあり、おばあちゃん家に行けば常に誰か相手してくれて寂しい思いはしなかった。

おばあちゃん家に行った時の最大の楽しみ。それは、「トイザらス」に連れて行ってもらう事だった。車に乗せてもらって市内の中心地に行き、大人達はショッピングモール。子供たちは「トイザらス」でおもちゃを見ていた。いとこ達と共に、まるで永遠とも思えるほどずらっと並んだ何列ものおもちゃの棚を、何度も何度も回りながら欲しい物とにらめっこを繰り返していた。ビーストウォーズの変形するおもちゃをよく買ってもらったわ。

そんな懐かしい事を思い出しながら他のお店もバーっと一通り見てお目当ての店に戻った。ラジオ用の服もセールで買い、ほくほく顔でイオンモールを出た。