だいふくの浜松びより（仮）17

2024年1月13日(土)。我々やらまいかカンパニーがコンビで浜松市に移住してから初めてのトークライブ「丸２年だ！ヤイソー！」が浜松市内で行われた。

我々単独でのイベントは2020年1月にやった単独ライブ以来、実に4年ぶり。コンビ名が変わり、個人名も変わり、住んでいる場所も変わり、色々な変化を実感出来るイベントになった。体型以外は、ほぼほぼ変わった。なんだったら体型が一番変わってほしかった。

ありがたい事にたくさんのお客様に来て頂きチケットは完売。光栄なことに久保ひとみさんから大きな花を頂き、入り口に飾られたお花はご来場の皆様が次々に写真を撮るパワースポットになっていた。おちゃ丸のお世話になってる方々からもお花を頂き、それも本当に嬉しい限りだった。たくさんの方に支えられて本番を迎える。

コロナ禍以前も含めて自分たちが主催したライブとしては一番お客様が多かった。満席の客席の前に立てるのはこの上ない喜びだった。

▲たくさんのお花を頂きました。ありがとうございます!!

浜松に引っ越してきて2年が経った。今回のトークライブがきっかけで、この2年間の出来事を色々と振り返る事が出来た。その中で感じた事は、【人との繋がり方が大分変化した】事だった。

今回の僕のトークの軸になったのが、知らない人から声をかけられる事。東京生まれ東京育ちの僕にとっては、全く面識のない方から急に声をかけられる事がとてもびっくりする事だった。

例えば「郵便局のおじさん」。引っ越しした日から、今までずーっと同じ郵便局員の方が我が家に荷物を運んできてくれる。

引っ越し当日。浜松に行ってからある程度の生活用品を揃えようと思っていたので、東京の実家から大きなダンボールに最低限の荷物だけを詰め込んで浜松の住まいへ送った。昼間に浜松に来る予定だったから夜に時間指定して送った。

その荷物をうちに運んできたのが「郵便局のおじさん」だった。

ピンポーン。

「はい」
「お荷物です。また大きな荷物ですね」
「え？…そうですね」

「引っ越しか何かですか」
「あ、いや、まあ…」
「こんな時間に引っ越しですか、もっと早い時間帯が良いんじゃないですか？」
「はい…？」
「色々大変だと思うけど頑張って下さいね」

ガチャ。

とんでもなくびっくりした。元から知り合いだったのかと錯覚するほどの会話量に戸惑いを隠せなかった。カルチャーショックに近い物を受けた。とまどいながらも、早く荷物欲しいんだけど、とも思っていた。

おじさんはその後も来る度に、
「今日は遅いですね、お仕事頑張ってるんですね」
「あら今日のサインは漢字なんですね、いつもカタカナなのに」
「荷物二つありますね、楽しみですね」など絶対に一言置いていく。仕事人としては凄いのかもしれないが、陰キャで人見知りの僕にとっては非常に困惑するターンが毎回待っている。

この前、お正月明けに来た際には「今年も宜しくお願いしますね」と言って帰っていった。まだまだ担当が変わることは無さそうだと予感させる台詞だった。

そんなおじさん以外にも話しかけてくる方はいる。買い物帰り大荷物の僕に話しかけてきた浜松マダム。ゴミ捨て中にずーっと話しかけてくるお爺様。駐輪場で話しかけてきた自転車マダムなど思い返せばキリがない。

様々な人に支えられながら浜松生活3年目が進んでいく。来た頃よりは本当に少しだけ知り合いが増えたが、まだまだたくさんの人に知ってもらえるよう精進する日々。感謝の気持ちを忘れずに前進していければ良いなと思う。かといって急に話しかけられる事に慣れるなんて事はないと思うけど。

とりあえず今年の目標は急に話しかけられても、おどおどせずに対応出来る事。