info2023/09/13

宮地大介出演情報 日本初演『未婚の女』(10/18〜22)

宮地大介が、深作組による新ドイツ三部作完結編となる『未婚の女』に出演いたします。

10月18日(水)〜22日(日)東京・表参道にある銕仙会能楽研修所にて上演です。

『未婚の女』は、戦争と今とを結びつけるこのドイツの話題作を、演劇やオペラ、映像作品などで活躍する深作健太が、現代社会が抱える問題をえぐるような鋭い視点で演出します。

 

2021 年、2022 年と「深作組ドイツ三部作」、「新ドイツ三部作」と銘打ちドイツ戯曲を立て続けに5作品上演した深作組がお送りする『未婚の女』は、エーヴァルト・パルメツホーファー作、2014 年にウィーンで初演され、ミュールハイム劇作賞を受賞し、能舞台にて日本初演となります。

 

ただいま各プレイガイドにて、先行抽選受付中です。

ぜひチェックください!

 

「未婚の女」公式HP

 

 

 

 

1945年4月、オーストリア中部の村。 ナチスドイツによる支配が終わる数日前、一人の若い男が〈脱走兵〉として処刑された。 兵士を密告したのは、村に住む若い女・マリア。 しかし戦後、価値観は一転し、マリアは〈ナチスの協力者〉として裁かれる。 時は流れ、現代―― 若い孫娘・ウルリケは祖母のノートの存在を知り、事件の真相に迫る。 一方、ウルリケの母・イングリッドは、自分をギリシア神話のエレクトラにたとえながら、 母に対する〈復讐〉を誓う。 浮かびあがる【三世代】、三人の女たちを〈抑圧〉する心の闇。 過去と現在が交錯しながら、やがて物語は衝撃のクライマックスを迎える――

 

深作健太 コメント

いま〈新しい戦前〉という言葉が、あちこちでささやかれています。 23年秋、深作組は〈戦争と女性〉をテーマに描く〈新ドイツ三部作〉完結篇として、 オーストリアの気鋭の劇作家エーヴァルト・パルメツホーファーによる 『未婚の女』を、大川珠季さんの翻訳で日本初演いたします。 三世代に渡る、三人の母娘の〈抑圧〉と〈抵抗〉の物語。 過去と現代が交錯する〈鎮魂劇〉を、東京・青山にある銕仙会能楽研修所の 洗練された〈能舞台〉の上に表現することで、ドイツと日本、二つの敗戦国の 〈戦後史〉がくっきりと浮かびあがることでしょう。

主演には『オルレアンの少女』に続いて、深作組のミューズ・夏川椎菜さんをお迎えします。 過去と現在を繋ぐこの難役は、強い言葉の力をもつナンちゃんしかいないと思いました。 母親役にはWキャストで、しなやかで強靱な表現力をもったお二人、 サヘル・ローズさんと、宮村優子さん。

そして物語の鍵を握る祖母役には、山村美智さん。 さらに様々な役を演じるコロス役としてイケメン俳優陣、 有川マコトさん、宮地大介さん、小田龍哉さん、神農直隆さんら、 今回もまた信頼する素敵なキャスト・スタッフが揃いました。

『未婚の女』は〈鎮魂〉の物語です。 僕たちはいつも、過去の戦争と次の戦争の間の時代を生きている。 未来の可能性を忘れてしまわないためにも、この〈裁判劇〉を大切に作ります。

 

 

【キャスト】

夏川椎菜 サヘル・ローズ/宮村優子(ダブルキャスト)  山村美智

有川マコト 宮地大介 小田龍哉 神農直隆

 

【スケジュール】

10月18日(水)〜22日(日)公演タイムテーブル

 

【会場】

銕仙会 能楽研修所

(東京都港区南青山4丁目21−29)

 

【チケット料金】

9,500円(全席指定・税込)

※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

 

チケット先行予約:2023年9月11日(月)〜18日(月)

チケットぴあイープラスローソンチケット

 

【スタッフ】

作:エーヴァルト・パルメツホーファー

翻訳・ドラマトゥルク:大川珠季

演出:深作健太

音楽・音響・演奏:西川裕一

照明:倉本泰史

音響:石神保

衣裳:上杉麻美

ヘアメイク:高取真樹

舞台監督:逸見輝羊

プロデューサー:児玉奈緒子

主催・企画・制作:深作組/MA パブリッシング/Goh

 

 

 

宮地大介・プロフィール