芥川賞作家による初の料理小説『エッグマン』が、朝日新聞出版より発売中です!
人生も、料理も、シンプルこそが難しい。
TKGホワイトオムライス、親子丼、ティラミス、卵焼き、エッグベネディクトetc.
風変わりな元料理人の作る一品が、食欲とこころを満たしていく。
すべての人々に幸せを届ける至福の料理小説
元料理人のサトジが居酒屋で一目惚れした女性と、14年ぶりに再会する。
彼女の名はマヨ。いまは離婚を経験し、一人娘のウフと二人で静かに暮らしていた。
別れの理由は夫の横暴なふるまい。そのことがウフのこころの傷にもなっている。
決して豊かとはいえない母娘の暮らしだが、ともに卵が好物で……。
離れて暮らす父親とウフの関係、マヨの祖母が語るイタリア男性との初恋、
ウフをおそう学校でのいじめ、老紳士のニューヨークでの思い出……。
サトジの作る卵料理が、マヨとウフに幸せの笑みをもたらしていく、
芥川賞作家による初の料理小説!
【タイトル】エッグマン
【著者】辻仁成
【定価】1,600円+税
【判型】四六判並製 ・256ページ
【発売日】2017年10月6日