太田光と山極寿一さんの共著『「言葉」が暴走する時代の処世術』が、集英社新書で
12月17日(火)に発売されました。
ぜひお求め下さい。
「今、引きこもってるヤツに言いたいね。お前今、哲学者並みにいい経験してるよって」――太田 光
「相手を理解したいなら、食事に誘うこと。同じ動作をしながら会話するのがいいんです」――山極寿一
いつでも、どこでも、誰とでもつながれる時代。しかし、かえって意思疎通がうまくいかないと感じることはないだろうか。「分かってもらえない」といった日常の出来事から、SNSでの炎上、引きこもりなど、コミュニケーションが断絶されるケースが増えている。
この問題に、爆笑問題の太田光と霊長類学者の山極寿一が挑む。ときに同意し、ときに相反しながらたどり着いた答えとは――?
私たちは誤解している。大切なのは、「分かってもらえない」ではなく、「分かろうとすること」、「そっと寄り添うこと」なのだ。コミュニケーションに悩むすべての人に贈る処方箋!
【タイトル】「言葉」が暴走する時代の処世術
【著者】山極寿一、太田光
【定価】780円+税
【判型】新書判
【発売日】2019年12月17日
◆目次◆
序章 「新しい」人間の登場─ディストピアへ続く道
第一章「言葉」が暴走する世界への対処法
第二章 今、失われつつあるもの
第三章 ケンカの目的は和解にある
第四章「言葉」だけに頼ってはいけない
第五章「伝える」のではなく、「寄り添う」ことを
◆著者略歴◆
太田光(おおたひかり)/一九六五年埼玉県生まれ。漫才師、作詞家、文筆家。一九八八年に田中裕二と漫才コンビ「爆笑問題」を結成。中沢新一との共著『憲法九条を世界遺産に』(集英社新書)がベストセラーに。
山極寿一(やまぎわじゅいち)/一九五二年東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。京都大学総長。日本学術会議会長。著書は『家族進化論』(東京大学出版会)ほか多数。